続・迷惑なイケメンに好かれました。
前から思ってはいたけど、今日やっぱり確信した。
芽依ちゃんって俺には冷たくてツンツンしてることが多いくせに、可愛いものが好きだよな。
さっきから目を輝かせて止まるのはアシカやペンギン、イルカなど可愛いものばかり。
幸せそうに眺めるその顔を、俺は生き物そっちのけで眺めてた。
普段来たいなんて思わないけど、芽依ちゃんとなら悪くない。むしろ良い。
「なに。あんま見ないでよ、気持ち悪い」
「可愛いなーって思ってるだけだから、気にしないで」
「黙れ」
俺にはデレの欠片もないけど、隣に居られるだけで幸せすぎるくらいだから。