強がりウサギの不器用な恋
「……大事にするよ。」
ほらまた。
彼はそのひとことで、私を簡単に捕まえる。
強がりな私の心を、封じ込めるように ―――
「とりあえず操ん家に、俺の服は数着置いとかなきゃな。」
「な……何でですか……」
「また雨に濡れたら困るだろ?」
「濡れる前に傘を買ってください!」
「嫌だ。操ん家で一緒にシャワー浴びる口実がなくなる。」
「~~~~変態!!」
――― fin ―――
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