不器用女子とイケメン幼馴染
「でも、私....空くんのこと...好きなんだもん...」






坂田は上目使いで俺に言う






「え...」





うすうすは気づいてた。でも、俺は気づかないふりをしていた。だって俺が梨央以外を好きになるなんてありえないから。女友達でいたかったから。完全に俺の自己中心的な考えだ






「空くんが梨央ちゃんのこと...すごく好きなのはわかるよ...でも...お願い...私のことも少しは見て...」





そういって坂田は俺に抱き着く






「ちょ...」





俺が肩を持って離そうとすると







坂田はうるんだ瞳で俺を見つめ、顔を近づけてくる





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