天才少女の復讐法。
プロローグ


今から17年前……__


1人の女の子が誕生した。


彼女の名前は、瀬織 雫。


雫には、両親と姉がいた。


しかし、彼女が小学4年生のとき……
突然、母親と姉がこの世を去った。


実の父親に殺されたのだ。


父親は未だに逃走をしている。


その時…1人だけ残された彼女に
復讐心が込みあがった。


当時彼女は、小学生とは思えないほど
天才的な頭脳を持っていた。


そして、彼女が復讐を始めて1年後…
中学2年生の時……


母親と姉の仇を打つことだけを考えて
生きてきた彼女の目の前で、
1人の女性が自殺した。


そのとき、彼女はこの世界が嫌になった。


世の中には、たくさんの悪人がいる。


父親だけを排除しても
この世界は良くならない。


ならば答えは1つ………。


『あたしの視界に入った悪い奴、
あたしが全員、消してあげるね……?』


これは、それから3年後のお話……__


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