天才少女の復讐法。
あたしは、
次のターゲットの顔写真を手に取る。
いよいよラストスパート……
あと1人……社長と接触したら……
……やっと奴に辿り着けるんだ…。
「……あんな奴…死んで当然。
生きる価値すらない。」
そう呟いて、あたしは
床に落ちたガラスの破片を握りしめる。
__ポタッ…ポタッ……
「あいつだけは……絶対に…
絶対に許さない…。」
真っ赤な血液を床に垂らしながら…
「あたしがこの手で……殺してあげる。
……魂もなくなるくらい、残酷にね。」
そう呟いて、
あたしはニヤリと笑みを浮かべた……__。
《第3章 完。》