天才少女の復讐法。


俺が、自殺事件の共通点を探しに
株式会社に行った時のことだ。


そこで、偶然瀬織を見かけた。


瀬織は公衆電話で話していたが、
その時の瀬織は
俺の知っている瀬織ではなかった。


いつもは優しく微笑むのに……
会社を睨みつけるあの表情は…まるで別人。


そして、電話が終わったあと
瀬織は先ほどと同じ笑みを浮かべたんだ。


背筋が凍りつくような……そんな笑みを……。


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