天才少女の復讐法。
白紙の未来。
【詩織side】
__これは、わたしと雫ちゃんが
屋上で知り合う3日前のおはなし。
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__ガラッ!
……わたしが教室に入ると、
クラスの人は一気に静かになる。
そして……
「ッち…。…学校来んなっての。」
ある人が、わたしに向かってそう呟いた。
「……っ」
そんな言葉が聞こえて
わたしの視界はぼやけてくる。
…っやっぱりダメだね。
こんなの初めてじゃないのに
悪口を言われるのは今だに慣れなくて
なによりも……すごく辛いよっ…。