天才少女の復讐法。


『でね!聞いてよー!』


……っ!


不意に廊下から、
聞き覚えのある声が聞こえてきた。


「…っ逃げなきゃ……」


わたしは教科書を持って、
震える足で教室を飛び出した。


…と、そのとき。


__ドンッ…!
__バサバサバサッ!


わたしは誰かとぶつかった。


そして、持っていた教科書が床に落ちる。


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