天才少女の復讐法。
【優雨side】
『あたしが無差別殺人犯だから』
__昨日の放課後。
瀬織は……確かにそう言った。
…あいつは、罪を認めたんだ。
それが、今でも信じられねぇし
信じたくもねぇーよ。
だけど……本人が認めたんだ。
悔しいけど…それがあいつの本性なのだろう。
しかし、肝心の証拠がない。
それに、刑事じゃない俺は
瀬織を捕まえることなんてできない。
なら、俺に何ができるのだろうか…?