天才少女の復讐法。
涙色の景色。
「…ぐすっ……ひっく……」
助けて……助けてっ…!
何度叫んでも……
……誰も気付いてくれない。
誰も…わたしを助けてはくれない。
もう…ダメだよ…。
1回そう思ってしまうと、
なんだかもう、
すべてがどうでも良くなってしまった。
震える足で階段を駆け登る。
死にたい……楽になりたい。
わたし……今まで頑張ったよ。
だからね……もう、頑張れない。
屋上のドアを開けると、
涙色の空が目の前で広がっていた……。