天才少女の復讐法。
__カチカチカチッ…
「やっぱり、あたしの予想通り。」
黒瀬は…事件捜査に少し関わっている。
彼は勘が良いらしく、
数年前に起こったある事件では
息子である黒瀬の発言が鍵となり
解決へと導いた……とのこと。
しかし、これは公開されていない情報らしい。
「黒瀬、かぁ……。邪魔だなぁ。」
別にね、黒瀬が刑事のお手伝いをしようが
あたしには関係ない。
もっとお手伝いをして
どんどん綺麗事を並べて
愚かな大人にでもなればいい。
……でも、あたしの復讐を
少しでも邪魔する行動をしたら…
「…例えクラスメートでも、容赦しないよ…?」
不敵な笑みを浮かべながら呟いて、
あたしはパソコンを閉じた…__。