天才少女の復讐法。
家に帰り、俺は荷物をまとめる。
……そうだ。
橋本さんにお礼言わなきゃな…。
そう思った俺は、
少し離れた橋本さんの家に向かった。
チャイムを押して数秒後、
中から橋本さんが出できた。
「あら煌弥くん!
香澄ちゃん、大丈夫だったの!?」
「はい。母のために色々と
ありがとうございました。
もう少し遅かったら母さんは危なかったって……本当に助かりました。」
「ごめんね~おばさん慌てちゃってさ…。
香澄ちゃんを助けたの、
本当はおばさんじゃないのよ。」
そう言って、
申し訳なさそうな顔をする橋本さん。