天才少女の復讐法。

【煌弥side】


"あたしも同じだから"


最後にそう言い残して、
彼女は俺の前から去って行った。


「…名前くらい聞いときゃ良かったな。」


あいつとは今日が初対面で
性格どころか、名前すらも知らねぇけど…


なんとなく、彼女は闇を抱えているような
…そんな気がしたんだ。


だってなんか、俺と同じ顔をしていたから。


誰も信用しない…誰にも頼らない…


いわゆる、一匹狼………

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