天才少女の復讐法。
「……過程なんて関係ない。
結局あの写真は、
君の手に渡ってしまったから。」
「でもそれはあんたが
母さんを助けてくれた証拠だろ?」
「………っ」
「あの日……
母さんを助けてくれてサンキューな。
あんたが蘇生をしてなかったら
母さんは今も生きていなかった。」
「………」
「それに俺さ、あの写真を見る前から
なんとなく気付いてたんだ。
……親父が不倫してること。」
「……えっ?」
「だから、まじで気にすんなよ。
……俺が親父を憎んでたのは元からであって…
……あんたのせいじゃねぇから。」