天才少女の復讐法。
「…そうだな。
あの時の俺が間違ってたよ。」
あいつを憎みすぎて
おかしくなってた俺の前に
突然あんたが現れて
大切なコトを教えてくれたから……__。
「…傘は捨てて。
もう会うこともないだろうし。」
そう言って、彼女は再び歩き出した。
……もう会うこともない、か。
その言葉を聞いて、なぜか少し悲しくなる。
けど、確かにそうだよな。
俺らは会ったばっかで
彼女からしたら……友達でもなんでもない。