天才少女の復讐法。


「……どうゆうこと?」


「…雫と初めて会った日さ。

『君の父は、ある罪を犯した。
その罪を償うときがもう時期来る。』
って、そう言ったろ?

でも、その言葉の意味が分かんなくてさ
親父がどんな罪を犯したか知りたくて 
俺、調べたんだ。」


と、彼は言う。


でも、隠蔽の事実は…


「……調べても出てこないよ。」


そのことを知っているのはあたしだけで


「…公(オオヤケ)にはなっていないから。」


「…そっか。確かに何も出てこなかった。
でも、その流れで知っちまったんだ。
7年前の事件のこと。」


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