天才少女の復讐法。


「…ここにいたのか。
見当たんねぇーから帰ったのかと思った」


学校の敷地から出ると
壁によしかかった雫がいた。


「…黒瀬と何話してたの?
まさか、あたしの情報……」


「漏らすわけねーだろ?
つーか、あいつ知ってたぞ?
雫が一連の事件に関わってること。」


そう言うと、
雫はなにも答えずに歩き出した。


「その黒瀬って奴、何者?」


雫の後を追いながら俺は問いかけた。

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