天才少女の復讐法。


「……あんたに分かる?
犯人は父親だと聞かされた…あたしの気持ち。
7年前、『家庭内のトラブル』が原因で
あの事件は起こったんじゃない。」


「……え?」


「あたしは何度も何度も
刑事に真実を訴えた。なのに……
誰もあたしの話を聞いてくれなかった。
誰も……信じてくれなかった。
だからあたしは……嘘を覚えた。」


「……っ」


「……ここで復讐を
辞めるわけにはいかないの。
この7年、ずっと憎かった相手に
今やっと辿り着けそうなの。
あたしがあいつを殺らない限り……
っ…この事件は終わらないの。」


< 445 / 619 >

この作品をシェア

pagetop