天才少女の復讐法。
第2章
3年前の真実。
あたしが小学4年生の頃……
母と姉がこの世を去った。
家族がいなくなったあたしは
父方の祖父母の家に住むことになった。
でも、邪魔だったんだろうな。
1週間もしないうちに
あたしは児童養護施設へ預けられた。
それからというもの、たまにあたしは
里親の家を転々としたけれど
結局あたしはいらない子で
すぐに児童養護施設へと戻された。
"あたしは必要のない人なんだな"
あのとき、初めてそう思って
胸が締め付けられたのを今でも覚えている。
そして、あたしは
高校生になるまで施設にいた。