天才少女の復讐法。

仕掛けられた赤い罠。



【優雨side】


昼休みの終わり頃、階段を登っていると…


__ドンッ…!


階段の踊り場で
見覚えのある女にぶつかった。


「悪い…!大丈夫か?」


「ごっ、ごめんなさいっ…!」


と、その子は
今にも泣き出しそうな表情で謝った。


「……なんかあったのか…?」

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