天才少女の復讐法。


「……お前はまだ、やりなおせるよ。
っこんなんになってまで、復讐なんか続けんなよ。
……見てて辛くなるから。」


「っ……やりなおせる……?
…ちがう、もう手遅れだよ。」


そう言った言葉と同時に
瀬織はふわりと倒れかけた。


「瀬織っ…!」


そんな瀬織の身体を、俺は咄嗟に支える。


「……っすげぇ熱…。」


身体の熱さに、俺は思わず目を見開いた。


< 519 / 619 >

この作品をシェア

pagetop