天才少女の復讐法。


「……これからお前は、
何をするつもりなんだ…?」


俺は、眠っている瀬織に呟いた。


『……あたしが人を殺すのは
人生で1回だけだよ……?』


いつの日か、瀬織が俺に言ったその言葉。


「…まさか……。」


そんな不安が頭をよぎる。


『……あと1人で、復讐は終わるから…
お願い……
あたしの生きがいを、奪わないで…?』


意識が朦朧としている中で
瀬織が言ったその言葉が……


どうしようもなく…苦しくて、悔しくて
……俺の頭から離れなかった__


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