天才少女の復讐法。
【詩織side】
『……今から、会える?』
……突然だった。
__雫ちゃんから、1本の連絡が来たのは…。
19時頃。
わたしは急いで家を飛び出した。
……突然姿を消した
大好きな友達に会うために__。
「はぁ…はぁっ……ごめん雫ちゃん…!
待ったよねっ……」
息を切らしながら、わたしはそう言った。
「あたしの方こそごめん。急に呼び出して……」
申し訳なさそうに謝る雫ちゃんに
わたしはブンブンと、首を横に振る。