天才少女の復讐法。


でも、そんな父を許せなくて
勝手に復讐を始めて…
たくさんの人と接触したあたしは……


やっぱり幸せになる資格なんてなくて……


たくさんの罪を犯してきたのに
自分だけ生きてくなんて…
そんなの、自分が許せなくて…


だから……あたしは死を覚悟してた。


復讐を始めたあの日から、
死を覚悟してた。


『幸せ』っていうのはさ
きっと、悲しみを乗り越えた人だけに
与えられる特権なんじゃないかな__


だから本当は、復讐の道に
走ってはいけなかった。


そんな道を、選んでしまったから……
今のあたしは、生きてる意味なんてない。


だから……あたしには
死という代償が待っていた__

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