天才少女の復讐法。


「よし…」


そう言って、俺は立ち上がった。


その後に続いて、蒼波も立ち上がる。


「またね、雫ちゃん…!
じゃあー、行こっかしーちゃん!」


「わんっ…!」


そう言って、
俺たちは来た道を戻っていく。


「蒼波…すげーその犬に好かれてんだな……」


「へ?まぁ…毎日一緒にいるからね…!
でもまだ、雫ちゃんには叶わないかなー…」


そう言って、ふっと微笑む蒼波。

< 612 / 619 >

この作品をシェア

pagetop