天才少女の復讐法。
第3章
笑顔に隠された裏の顔。
―翌日―
教室に入ると、
すでに瀬織が席に座っていた。
俺の席は後ろの方で、瀬織は前の方だから
ちょうど斜めから瀬織が見える位置にある。
……昨日のこと、聞いてみようかな…。
瀬織のあんな表情を見たのは
初めてだったから
聞くのが少し怖いが……やっぱ気になる。
"何をしてたのか…"くらいなら
別に聞いても良いよな。
そう思った俺は、席を立って
瀬織の机に向かった。