【完】あんたなんか知らないっ!!







12時。
プールの入り口に行くと、二人とも来ていた。




「おつかれ!!
じゃあ着替えたらさっき話してたところで!!」


「はいよ!!」




弥咲と大和がそういうと、私は弥咲に腕を引かれて更衣室に連れてかれた。




「弥咲、どうだった??」


「ジェットコースター楽しかったよ!!」


「そーじゃなくてさ...」


「わかってる、大和のことでしょ??
なんかね、無理させてるのかなって思っちゃった。」


「...なんで??」


「ジェットコースター苦手なのわかってたのにわがままに付き合わせちゃって。
もともとココ来たのも私のわがままだしさ。」




あ、わがままな自覚あったんだ。
なんて思ったことはおいといて、大和も弥咲も相手のこと気にしすぎじゃないかな...
なんて思った。




「なんか二人とも似てるね。」


「...え??」


「考えてることがそっくり。
相手のこと気にしすぎなところとか。」




まぁもう少し気にするところ変えた方がいいと思うけどね。




「まぁ二人の問題なんだから、二人で話し合えばいいよ。」


「うん...」




考えてたって、楽しめないよ。
だからさ、二人ともそんな悩まない方がいいんだって。



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