【完】あんたなんか知らないっ!!
「おねえちゃん、あみちゃんどーしたの??」
「...どーしたんだろうね。
将護、何あってもわがまま言っちゃダメだよ。」
「はーい。」
将護を部屋につれて行くと、布団に入って寝てしまった。
「弥咲...」
「碧海、大丈夫??」
「一回、家帰るね。
またあとで来てもいい...??」
「うん、わかった。
...そんな心配そうな顔しないで??」
「...うん。」
碧海は無理やり笑顔を作ると、私の家をでた。
「...那瑠ちゃん。」
「...」
「碧海のこと、教えてもらえないかな。」
帰ってきたとき、暖かい家に迎え入れたい。
それが今のわがまま。
「いいよ、少し話そう。」
那瑠ちゃんはそう言って話し始めた。