【完】あんたなんか知らないっ!!
「ただぃまぁーーーー!!!!!!!」
テスト前日。
夜中に、酒を呑んで酔っぱらった父が帰ってきた...
「碧海ぃ、お前まだ起きてたのかぁ...!!」
なぜか不機嫌そうな父。
馴れ馴れしく肩に乗せてきた手を、私は振り落とした。
「...お前、こんなことしていいと思ってんのかぁ!!」
いきなり怒鳴り散らす父にイライラした。
「...勉強してんの。
早く部屋行ってよ。」
「ちっ...
いいよなぁ、お前は。
勉強してるだけでこーやっていい部屋に住んで何不自由なく暮らしてんだからよ!!」
「だから何。
早く部屋戻って。」
「全く、お前もほんとに俺の子供か疑わしいもんだ。
親に対して敬う気持ちがなっとらん。」
...なにそれ。
お前"も"って何...??
「秀も秀だ。
菜摘について出てったくせにふらふら戻ってきやがって...」
こいつ...
自分のせいってわかってないの...??