【完】あんたなんか知らないっ!!







「しっかしほんとにここまでやるとは...

委員長恐るべし、って感じだね。」





隣にいる大和はふて腐れた声でそういった。




「...あのさ、弥咲が他の男子の採寸やってるからってふて腐れるのやめてくれませんか。」


「別にそーいう訳じゃないし...

だってあいつ、俺の採寸やってくれなかった...」


「なに、私にご不満でも??」


「いや、そうとは言ってないだろ...」






どんだけ嫌なのよ。
弥咲に採寸してもらえば機嫌直るかな。






「わあ大変。
採寸測り間違えてたみたい。

弥咲ー、私の代わりにやってくれない??」


「わかったよ、誰の??」


「私の背後霊。」






私の背後には気まずそうにする大和。

めんどくさいなぁ...





「ほら、いったいった。
こっちは指導に忙しいんだから。」



そういって教室の端に追いやって、私は離れた。




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