【完】あんたなんか知らないっ!!
「お前さ、もうちょいやり方あるだろ...」
「仕方ないでしょ、二人とも素直じゃないし...」
話しかけてきた翠にむかって愚痴を吐く。
「まぁあいつららしいけどな。
...あのさ、聞きたいことあったんだけど。」
「??
どうしたの。」
「学校祭って誰かと回る予定ある??」
「えっと...」
これは、お誘いでしょうか!?
「空いてるよ!!
誰とも約束してないから。」
「あー、そっかそっか。
じゃあ一緒に回ろうぜ、な??」
「う、うん。」
なんかさらっとすごいこと言われた??
いや、きっと大したことないんだ、本人には。
そんな風に考えるけど、顔の熱はしばらく引いてくれなかった。