【完】あんたなんか知らないっ!!
「こ、怖かった...」
「意外と凝ってたね...」
お化け屋敷からでると、お互い呼吸が乱れていて面白かった。
「まぁちゃんと井戸にお金入れられたからな、よかったよかった。」
「そーだね。
なんか喉乾いた、飲み物買いにいこう??」
私がいうと、翠はまた手をとって歩き始めた。
「...迷子防止な。」
「...翠の、でしょ??」
なんてバカにするけど、私は自然と手を握り返していた。