【完】あんたなんか知らないっ!!







「彼は今日は来てませんが...」




彼女は安心したような、ガッカリしたような、なんとも複雑な表情をしていた。




「彼に、これ渡してもらえますか。」




そう言って出したのは




「ご結婚なさるんですか...??」




結婚式の招待状だった。




「ええ。
きっと、渡したらわかるはずだから。」




そう言ってお店を出てしまった。




「成宮 優宇...」



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