【完】あんたなんか知らないっ!!
そして結婚式当日。
私は前日から那瑠の家に泊まっていた。
「はい、これドレス。
色的にも那瑠のより私のの方が似合うでしょ。」
そういって羽瑠が貸してくれたドレスは、淡い紫色のドレス。
それに合ったストールとバッグも貸してくれた。
「羽瑠、ありがと。」
「どういたしまして。
あんまり時間ないから、髪とメイク同時進行でやるからね。」
その言葉と同時に、那瑠と羽瑠は私にメイクやヘアセットをしてくれた。