【完】あんたなんか知らないっ!!
次の日。
校門のところで弥咲に会うと、「大和にも教えてあげてね。」と笑っていた。
靴箱に行くと、メモのようなものが入っていた。
―放課後、屋上行きの階段―
なにこれ。
「どっからどーみてもお呼び出しでしょ。」
「だよね...」
字を見る限り女の子...??
私、何か恨まれるようなことしたっけ...
「大和と翠くんには内緒にしときなよー。」
弥咲のアドバイスを素直に聞いた私は、ポケットにメモをしまって教室に向かった。