【完】あんたなんか知らないっ!!








「え、碧海二人と同じクラスなの!?」




放課後。

入学式を終えたあと、那瑠は私の家に来ていた。




「知ってるの??」


「もちろん。東中ってサッカー強いの。
あの二人東中のエースだったのよ。」


「へぇ...サッカー部だったんだ。」




那瑠は中学校のときにサッカー部のマネージャーをしていたから、その辺は詳しいんだよね。

確かにそんな感じはしなくはない...




「ねぇ、那瑠のクラスはどうだったの??」


「まってました!!
あのね、担任見た!?
めっちゃくちゃイケメンだったでしょ!?」


「それ思った。
なんか見覚えある顔だったから頑張って思い出そうとしたんだけど...」


「碧海も覚えてた!?
私の担任、お姉ちゃんの家庭教師やってた人なの!!」



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