【完】あんたなんか知らないっ!!
最近、碧海の人気が上がっている。
最初の頃なんて近寄りがたいとかいってたくせに。
「ふざけんなよ...」
他の奴らの視界に入ってると考えただけで、なぜかイライラしてくる。
「嫉妬ですねー。」
冷たいものが頬に当たって驚き振り向くと、後ろには珠樹がいた。
「もう少し普通に話しかけろよ...」
「『お前の驚いた顔が見たかったからな。』って碧海に言ったんだって??」
ケラケラ笑いながら言ってくるところを見ると、結婚式の件は筒抜けのようだ。
おそらく他のことも筒抜けだけど。