【完】あんたなんか知らないっ!!







その日の夜は何事もなく、緊張して疲れた俺はそのまま爆睡した。


次の日、突然の着信音で俺は起こされた。

画面を見ると、珠樹の名前が書いてあり、慌てて出た。




「もしもし、珠樹どーし


『碧海が熱出たから今日どうすればいいの??』




え、碧海風邪引いたの??




「先生には??」


『さっき呼んだ。
とりあえず薬飲ませたんだけど...』




今日は修学旅行で唯一の学習時間の日で、男女ペアでの移動になってる。


もちろん碧海は俺とペアになっていて、碧海が休むと俺の相手がいなくなる訳で...




『とりあえず、会って説明するね。』




珠樹はそう言って一方的に電話を切った。
時間を見るともう朝食会場に移動しなきゃ行けない時間になっていて、俺と大和は急いで向かった。



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