【完】あんたなんか知らないっ!!
30分ぐらいたった頃、保健室の扉が開いた。
「碧海、大丈夫か??」
「別に平気だよー。」
「なら良かった...」
入ってきたのは園田だった。
「ごめんね、ペアだったのに。
園田一人になるよね...」
ほんと迷惑かけてるな。
「あー、それなんだけど...
俺、行かないから。」
「えっ!?」
「先生が
『相手いなきゃ意味がない!!』
って言うから俺が看病することになった。」
先生それってどうなの...
「なんかあったら俺にいえよ。
この前看病してもらったし。」
この間...
あ、キスされ...って何思い出してんのよ。
「...顔赤いけど。
熱上がってきたか??」
「大丈夫。
園田、なんか飲み物欲しい。」
この顔の熱が下がるまで部屋から出ててください。
「わかった。
じゃあ自販機行ってくるわ。」
そう言って部屋を出た。