【完】あんたなんか知らないっ!!
「...過ぎんだろ。」
ふと聞こえたその言葉。
誰の言葉かもわからない。
目を開けたいのに開けられない。
「どうしたら...に...だろうな。」
ポツリと呟かれた言葉。
それはとても悲しく聞こえた。
でも、今の私には言葉をかけることもできない。
それがとても歯痒かった。
そして、頭が優しい温もりに包まれた。
「ずっとこのままで...」
その言葉の先を聞かないまま、私はまた眠ってしまった。