【完】あんたなんか知らないっ!!
「荷物ありがと。」
「ん。
その代わりお土産渡すのよろしく。」
え、自分で渡せばいいのに。
「...はずいだろ。」
「...ふーん。」
可愛いとこあんじゃん。
少しニヤニヤしながら園田を見ると、ムッとした顔で私の頭をわしゃわしゃしてきた。
「あら、二人とも前より仲良くなったんじゃない??」
「「え。」」
それはなんかな...
「なんだよ。
俺は少し仲良くなった気がしたんだけどなー。」
なんて言われても、なんか否定したくなってしまったんだ。
ほんと私って素直じゃない...