【完】あんたなんか知らないっ!!
「さーて、宿題やりますかー!!」
「おー...」
宿題とかは早く終わらせてしまいたいタイプの私。
特にバイトしてるからできるうちにやりたいんだよなー。
「おねえちゃん、しょうご眠い...」
「じゃあ寝てなー。」
「...
あみちゃんのうえでねるー!!」
宿題がめんどくさすぎて答え写すのに集中してる弥咲。
真面目にやりなよ...
「あみちゃん、ここでねてもいい??」
ここ...それは将護くんごさっきまで座っていた私の膝の上。
つまり、膝枕で寝たいと...
どこでそんな技覚えたの、この子。
「別にいいけど、風邪引かない??」
「ほい、これかけといて。」
弥咲が投げつけてきたのはおそらく将護くんのタオルケット。
将護くんいつも弥咲の部屋で昼寝してるのかな...??
「わかった。
いいよ、将護くん。」
「やった、あみちゃんありがと!!」
この笑顔のためならなんでもしたくなるわ...
なんて考えちゃったり。