【完】あんたなんか知らないっ!!
「碧海ー、大和が一緒に宿題やろーって。」
気付けば宿題を始めてから2時間以上経っていて、膝の上の将護くんは熟睡してた。
「私はいいけど...
将護くん寝てるから動けないよ??」
人数増えたからリビングで移動ってなったら将護くん可哀想だしね。
「別に私の布団に寝かせるから平気だよ。
呼んでもいいでしょー??」
なんか将護くんの扱いが雑な気がするけど...
この際仕方ない、かな。
「いいよ。」
私が返事をすると、弥咲はいじっていたケータイを置いた。
もともと呼ぶ気満々だっただろ。
いま絶対私が返事した瞬間にメール送っただろ。
この確信犯め。