【完】あんたなんか知らないっ!!







「あみちゃんこわいよー!!」




そう言いながら抱きついてくる将護くん。




「よしよし、もう怖くないよ。
大和、弥咲の家だからってはしゃぎすぎ!!」


「...はい。」




将護くんはまだ私にしがみついている。
やっぱ可愛いなー。




「...それ、珠樹の弟??」


「そだよー。
将護くん、自己紹介できる??」




私がそういうと、将護くんは私にくっついたまま、名前だけ言った。

私のときとはえらい違いだな...




「...将護、よろしくな。」




園田は将護くんに目線を合わせて、そう言った。

え、なんか優しい笑顔なんか見せてるし。




「...あみちゃんはあげないよ。」




将護くんは謎の威嚇をしてたけど。



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