【完】英国紳士は甘い恋の賭け事がお好き!
オムツも変えなくていいか確認しつつの、手なれた素振りで。
首が据わった桜は、もぞもぞと動くようになりデイビーは初寝がえりを見たくて家でもほとんど桜にべったりだった。
その、ちょっと寂しいなっとか思ったり思わなかったり。
でも、家事も料理も手伝ってくれるし、夜泣きには何故か一緒に起きてあやしてくれる上に、仕事も忙しいし。
世の奥様方からしたら、私の不満なんてきっとただの我儘でしかないはず。
「頂きます」
「どうぞどうぞ。私も頂きます」
デイビーは、トマトが好きなのか食事の席では一番にサラダのトマトをお皿に乗せる。
それが、ちょっとだけ可愛くて私は好き。
「そう言えば、桔梗さんは三カ月でお子さんを保育園に預けたんですよね? 美麗はどうします?」