題名からもわかるように、至る所に、賭け事が何度もでてきます。
ずっと親の言われるままのレールを歩いていた美麗。だけど、ある日、突然、そのレールから外れるように母親から言われます。
そこから始まるストーリー。
桜を通して、突然の出会いからゆっくりと自分の足で前に進もうとする美麗。戸惑いながらも、その姿がけなげで応援したくなります。そして、さりげなくそんな美麗に手を差し伸べるデイビット。
甘く、それでいて強引に美麗を導いていきます。
文章もきれいで、ストーリーにどんどんと惹きこまれていきました。
とても、素敵な作品です。