難攻不落な彼女
「おっはよ〜」

涼介は、明るい声と共に教室へ入った。

「おはよ〜」

「あ、涼介君おはよう!」


色々な子から挨拶が返ってくる。

それに笑顔で答えながら、黒板に張られている座席表を確認する。


(安達君の次で、廊下側の前から2番目か・・・後ろは、宇野君・・・)

男女混合の出席番号なのに、前も後ろも男なのにガッガリしつつ横の席を確認する


「鈴木咲良ちゃん?」


(どっかで聞いたことのある名前だな。)

そんなことを思いながら、席に着くと早速女の子たちが集まってきた。
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