それでも君が好き
惨めな私
キーンコンカーコン...
フー...
やっと終わった。
さて帰ろう。
そう思い、立ち上がった時に
女子がキャーキャーと騒ぎ出した。
またか...
ハァっと溜め息を吐きながら
足早に出ようとした。
『ゆぅ』
振り返らなくても分かる。
私を呼んだ人が誰なのか。
私の名前は白崎優花。
そして私を呼んだ人は
金崎昌宏。
1つ年上の先輩。