それでも君が好き
やっぱり...
彼の周りには綺麗な人ばかり。
なのに私に構うのは何故?
友達もそれなりにいるし...
「優花ちゃん、こんにちわ」
ニッコリ笑いながら私に挨拶するのは
良妻賢母的な亜由美さん。
何時も私に優しくしてくれる。
美男美女で注目の的なのに。
私は美人でもなければ良妻賢母でもない。
昌宏先輩は整った顔立ちに背が高い。
そんな彼が私みたいな子に何故、
執着するのか分からない。