Happy Helloween




「来てくれてありがとな。あいつ、ほんとに誰か来るのを楽しみにしてたんだよ。」



ポンポンと頭を撫でられる。


こんなに優しくてカッコいいドラキュラが本当にいたらそれはもうきっと血なんて飲み放題なんだろう…なんて思っていた。





「お待たせ!!!」



お姉さんが何かをもって戻ってきた。



「じゃーーーん!」












「「!?!?!?!?!」」




ななな、なに!?


大きなお皿の上には、何か不思議な形をした、とりあえず黒くておよそ人が食べれるものではなさそうな、………物体?


とりあえず、お菓子ではなさそうだ。




「楊!それじゃねえだろ!飴とかいっぱい入ってるカゴ用意してたじゃねえか!」

「え、だってせっかく作ったんだよ?」

「いやいや…。それはさ、俺が食うからさ、取り合えず飴持って来いって。」

「え~なんでよ~」

「いいからとにかく!持ってきなさい!」

「…は~い。」



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